【ナツミ】「あっ、はぁっ……んんっ……電車の中でこんなことしちゃうのって、
なんかコーフンしない?」

 チラっとこちらを振り返って、悪戯な笑みを浮かべる平川。

 周囲を見渡せば、すぐ近くに見知らぬサラリーマンが新聞を読んでいて、
少しでも視線がこちらを見れば痴漢していることがバレてしまう。

 そんな生死の境に居るにも関わらず、平川の言う通り興奮していることは間違いないのだ。

【清一】「お前も大概変態だな……!」

【ナツミ】「あぁんっ! それはセンセーだって一緒じゃん♪」