【シズク】「ちょお、やっぱ見えてるってー! この女の人、私のコト、めっちゃ見てるしぃーっ!」
  シズクはペニスで股間を貫かれたまま、狭いバンの中でバタバタと手足を振り回した。
【男優】「はは、落ち着いて」
  焦りまくるシズクに、男優が背中から声をかける。
【男優】「よく見て。ほら、髪を弄ってるだけだよ」
【シズク】「あ…………」
  確かに。女性はバンの車体を鏡代わりに、髪形を整えているだけだった。
  何事もなかったような顔で、すぐに立ち去っていく。
【シズク】「はぁぁぁ……」
【男優】「ふふ、そんなに緊張しないで。まあでも、恥ずかしがってくれた方が、企画の趣旨には合うけどね」